コラーゲンを作っているのは、エストロゲンだ!
こちらの記事では、エストロゲン(女性ホルモン)とコラーゲンの関係、女性ホルモンを減らさない、補って、シワ、たるみを作らないインナーケアもご紹介していきます。
お肌をぷりぷりにするために、コラーゲンやエラスチンのドリンクを飲む、顔だけ高級クリームを塗るなどのお手入れをしている・・・。
もちろん、コラーゲンを飲むこと、保湿成分を補うことは有効です。(実際にコラーゲンを飲むことで、コラーゲンを作りだす大元の細胞、線維芽細胞が活性化することが分かっています。角質層のセラミドを補うことは有効です。)
しかし、クリームなどで一生懸命お手入れをしても根本的ににシワが減ることはありませんし、顔のシワのお手入れができても、顔だけではなく、手や首、年齢が出やすい部分も気になるものです・・・。
私自身も、エステだけでは、どうにもならないものを感じたりもします・・・。望むのは、内側から、コラーゲンを作る力のある、本物の美しさですよね!!
実は、女性ホルモン、特にエストロゲンはコラーゲン生成に重要な役割を果たしています。 つまり、お肌をぷりぷりにするには、女性ホルモンを減らさない、増やす、補うことが必要なのです。
コラーゲン生成、細胞の代謝など、肌の美しさに関わっているのは、内部分泌系、ホルモンが深く関わっています。
だから、体の内側のケアをしてこそ、内面から輝く美しさを得ることができます。
しかし、女性ホルモンが減ると、コラーゲンが減り、肌が衰え、シワやたるみができるのはなぜでしょうか!?
女性ホルモンは、卵巣から分泌されています。年齢とともに、卵巣機能が低下して、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が減ります。
エストロゲンの中には、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)の3種類があります。
エストロゲンのホルモンは、子宮肥大・子宮内膜・子宮内膜血管増生作用・子宮頚管粘液増加作用・乳房・乳管・間質発育作用などなど・・性器に作用を与えます
性器だけではなく、女性らしい大人の体を作り出すのも、エストロゲンです。胸の発達、体毛の発現、皮下脂肪(女性らしい体を作る)、さらには、 お肌の弾力を保つ、皮下結合組織(コラーゲンなど)を促します。
閉経して、女性ホルモンが減ると、更年期症状・・自律神経の乱れからくるほてり、のぼせ、肩こり、睡眠障害、骨粗鬆症などが起こるようになるだけではなく、皮膚、皮下結合組織=コラーゲンの減少が起こります。
エストロゲンは、肌のハリを保つコラーゲンの生産にとって重要
エストロゲンは、細胞、皮膚の代謝を高めて皮下脂肪、コラーゲンの生成を促して、女性らしい体を作ります。
※皮下脂肪は嫌だ!と思う方もいらしゃるかもしれませんが、皮下脂肪が減ると、頬がこける、体の皮膚がたるみます。皮下脂肪そのものがエストロゲンの生成に関わっていますので、皮下脂肪が減ればエストロゲンも減ってしまいます。
つまり、エストロゲンが減るとともに、コラーゲンも減り、シワ、たるみの原因になるのです。
高級化粧品を塗っても、皮膚の表面の角質層ぐらいにしか届きませんし、肌がたるむ=コラーゲンが作れないとうのは体の内部の問題なのです!!!
エストロゲンは、細胞の中の”核内受容体というたんぱく質と結びついて、コラーゲン、プロテオグリカンの生産を促します。
肌の保湿を高める成分として、プロテオグリカンの化粧品やサプリが話題になっていますが、プロテオグリカンの生産にも、エストロゲンが関わっているのです。
そのため、エストロゲンが減ると、コラーゲン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、デルマタン硫酸(=ムコ多糖)などの生産低下が起こります。
↓エストロゲンの減少にともない、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸なども減る=シワの原因

コラーゲン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、デルマタン硫酸などは、真皮層の保水を担っています。
特に、ヒアルロン酸は1g5000の水を保つことができます。ヒアルロン酸が減れば、お肌のハ減少すれば、真皮層の水分は減り、乾燥、シワを招きます。
女性本来の美しさを内側からサポートしている一番重要な成分は、”女性ホルモン=エストロゲン”です。
子供を産むために、女性ホルモンによるコントロールが必要で、美しい肌や、女性らしい体で男性を惹きつける。女性ホルモンがなくなれば、美に自信がなくなるというのも納得がいきます。
でも、女性を忘れず、一生美しく生きるという意識を持っている方のほうが、そうでない方よりもイキイキしており、美しいことは言うまでもありません!
できる限りエストロゲンを減らさない、女性ホルモンを補う方法をご紹介していきます。
女性ホルモンを増やす、補い、コラーゲン生成を促す成分とは
女性ホルモン減らさない生活習慣
ホルモン分泌を増やす生活習慣については、
こちらに詳しく書いています>女性ホルモンを増やす方法
睡眠、運動はもちろん、冷え改善、香りを利用して女性ホルモンアップを図りましょう!
①眠る!ホルモンを増やす睡眠法
②食べる!女性ホルモンを増やす・女性ホルモンを減らさない食事法
③アンチエイジングにも効果あり!運動で若返りホルモンを分泌させる!
④体の機能を高める冷え改善法
⑤リンパを流して、毒素・老廃物を流す!巡りの良いカラダに!
⑥漢方薬を利用して腎気を強化、血流アップ!
⑦香りは脳に働きかけて体を変える!アロマを利用して、女性ホルモンをアップ!
⑧太陽の光を浴びる
⑨女性ホルモンを底上げするサプリ
女性ホルモンそのものを補う薬、サプリについて紹介します。
女性ホルモンを補う女性ホルモン補填療法
低用量ピル
エストロゲンとプロゲステロンの両方を錠剤で補います。月経がある場合には、低用量ピルを利用します。
HRT
エストロゲン、プロゲステロンをそれぞれ補います。貼るタイプ、飲む錠剤タイプなどがあります。
HRTには、皮膚の水分量、皮脂量を増やし、シワを減らす効果があることが分かっています。
HRTのメリット
- 肌のハリアップ。クスミ
のぼせ、ほてりの改善 - ホットフラッシュの改善
頭痛、めまいの改善
イライラ、落ち込みの改善
皮膚の感想の改善
コレステロールの改善、動悸の改善
腰痛の改善
動脈硬化の改善
骨粗鬆症の改善
アルツハイマーの予防 -
HRTのデメリット
HRT療法は、乳がんの細胞を増やすことが分かっています。乳がん、子宮体癌の方は受けることができません。
乳がんではない方も、乳がんリスクがあがりますので、注意が必要です。
女性ホルモンを補って、コラーゲン生成を促す、成分とサプリ
HRTは、”副作用がある=乳がんになりやすい” ”いや安全だ”と賛否が分かれています。
実際にHRTの薬の情報、添付文書を見ますと、乳がんリスクが上がった、という情報が掲載されています。
HRTの代替えで、”コラーゲン生成”に効果的な成分は、プラセンタとエクオールです。
女性ホルモン力を高める、補うサプリメントでおすすめの成分はは主に2つです。
- 更年期の治療に用いられる、プラセンタ。
- 女性ホルモンと似た働きをするエクオール(大豆イソフラボンより作用が強い)「
高麗人参やマカなど、女性ホルモンそのものを活性化する、女性ホルモンを補い、コラーゲン生成を促す成分ではありません。
1・プラセンタ
プランタ注射は、更年期障害ののぼせ、ほてり、イライラ、疲労感、関節痛などの症状を緩和する効果があることはご存じの方も多いかと思います。
豚プラセンタを更年期の女性に1日1000mg投与したところ、3か月さらには6カ月で優位にシワの深さが浅くなりました。
出典:日本女性医学学会(”更年期からのアンチエイジング:HRTとプラセンタ療法を中心に”小川浩司 金沢大学医学系研究科非常勤講師)
プラセンタを飲むと、
1・コラーゲンを作り出す皮膚線維芽細胞を増殖させる
2・コラーゲンを分解する分解酵素の働きを阻害する。
更年期症状だけではなく、シワも減らすことが研究の結果、明らかになっています。コラーゲンを飲むことでも、コラーゲンを作り出す細胞(線維芽細胞)が刺激されることが分かっていますので、コラーゲンとプラセンタを合わせて飲むとベストです。
2・エクオール

↑大塚製薬のエクオールサプリ、エクエル
減ってしまった女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをして、更年期症状の緩和、コラーゲンの生成を促し、シワを減らす効果があるとして注目を集めているのが、”エクオール”です。
イソフラボンよりも、植物性エストロゲンとしての作用の力が強く、更年期障害、肌状態の改善に高い効果があります。
さらに、HRT(女性ホルモン補填療法)が、乳がんリスクを高めるのに対して、エクオールが作れる人は、乳がんの発症率が低いという報告があります。
エクオールは、大豆イソフラボンの中に含まれる”ダイセン”という成分から、腸内細菌によって作られる成分です。
エクオールを自分の腸内で作れる人、作れない人がいます。
ソイチェックというサービスで確認ができます。日本人でエクオールを作れる女性は、50%です。
ソイチェックは、名古屋大学のベンチャー企業である、ヘルスケアシステムズが開発しています。
ヘルスケアシステムズ
エクオールが作れる人で、1日10mgのエクオールを作り出すために必要な大豆製品は、豆腐2/3丁(200mg)、納豆1パック、豆乳1パック(2㎜ml)です。
また、エクオールが作れる女性でも、体調によって、作れる日、作れない日もあります。
【エクオールの効果】
- イソフラボンよりも更年期障害、エストロゲンの減少による効果が強い
- 骨粗鬆症の予防になる(骨密度の低下を防ぐ)
- メタボリック症候群の改善
- LDL(悪玉コレステロール)の改善
エクオールのシワの改善についてのデータです。
4週間、8週間、12週間と飲むほどに、シワ面積、シワの深さが減っています。

出典:日本女性医学学会
エクオールのサプリメントもあります。いくつかのメーカーから出ていますが、エクオール研究のパイオニアは、大塚製薬です。
薬局などでも取り扱いがありますし、おすすめです。

プチプラだけど医薬部外品&シワの効能評価済。プラセンタの美白力がおすすめ!

amazonでも売れていて、「プラセホワイター 薬用美白アイクリーム」の口コミレビューです。
1000円ですが、医薬部外品で化粧品よりは、効果効能が高いというところもポイントが高い!ちなみに医薬部外品とは、化粧品と医薬品の間、ということです。
化粧品は法律で効果効能をうたうことはできませんが、医薬部外品は
厚生労働省から認められたプラセンタの効果といえば、”美白”です。さらに、シワについても効能評価試験済で、医薬部外品で1000円。
コスパ良すぎですね!
【読者さんからいただいた口コミ】
目元の乾燥小ジワが気になって、他社の保湿力の高いアイクリームでお手入れをしていたのですが、アイクリームのお手入れで肌が明るくなるにつれ目元の色素沈着に気づいて、目元のホワイトニングが出来て、かつ保湿力もあるものを探していました。
アイケアのアイテム自体が高価なものが多い中、私が愛用している「 プラセホワイター 薬用美白アイクリーム 」( ㈱明色化粧品 ) は、1,000円ほどのお値段でホワイトニングも保湿もバッチリです。
こんなにコスパが良い美白アイクリームは他には無いのではないかと思います。
使い初めて1ヶ月くらいで目元の印象が変わり、どんどん色素沈着も薄くなっていっているので、リピートして使っています。プラセンタの美白力、本当に素晴らしいです。目元の印象が変わると若見えするので、ほとんど全ての女性にオススメします。
シミ・シワにどらぐらい効果がある?
シミですが、濃いシミがいっぱつで消えるのを期待はしないほうがいいですね。
シミを本格的に消したいなら、レーザーなど美容医療に頼るのが賢明です。ただ、予防やシミを薄くしていきたい、という方にはおすすめです。
目のクマや、色素沈着にもおすすめできます。
かなりしっとり系なので、乾燥小じわには有効です。価格を気にせず、たっぷり使えるので、寝る前にたっぷり塗って寝ると、目元の小じわ、黒ずみが減って、目元の印象が変わりますよ!

プラセホワイター 薬用美白アイクリームの成分を分析
美白成分=プラセンタ
小じわ対策=ハトムギ
小じわ予防成分=コラーゲン
【有効成分】プラセンタエキス-1、酢酸トコフェロール
【その他の成分】コラーゲン・トリペプチド F、ヨクイニンエキス、桑エキス、DL-PCA・Na液、DL-リンゴ酸、米ヌカ油、米ヌカスフィンゴ糖脂質、大豆リン脂質、濃グリセリン、DPG、パルミチン酸エチルヘキシル、オクチルドデカノール、硬化油、粘度調整剤、ステアリン酸POEグリセリル、POE硬化ヒマシ油、ステアリン酸ポリグリセリル、pH調整剤、EDTA-2Na、BG、オキシプロリン、グリセリン、オレイン酸ポリグリセリル、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、フェノキシエタノール、パラベン、香料
コラーゲン・トリペプチド・・保湿
ヨクイニンエキス・・美白
桑エキス
DL-PCA
Na液
DL-リンゴ酸
米ヌカ油
米ヌカスフィンゴ糖脂質
大豆リン脂質
濃グリセリン
DPG
パルミチン酸エチルヘキシル
オクチルドデカノール
硬化油
粘度調整剤
ステアリン酸POEグリセリル
POE硬化ヒマシ油
ステアリン酸ポリグリセリル
pH調整剤
EDTA-2Na
BG
オキシプロリン
グリセリン
オレイン酸ポリグリセリル
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
メタクリル酸ブチル共重合体液
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル
フェノキシエタノール、パラベン、香料