シミ・シワに効果のある医薬品、きちんと見極めましょう!
ネットでシミがぽろっと落ちる動画・・。
本当かなあ・・・!?そんな経験ありますよね!(たいがい本当ではないので、注意です!)
正直、シミ・シワは塗っただけ、ちょっと飲んだだけで改善されるものではありません。医薬品レベルのものでも、そう簡単ではありません。市販のもので、OTC(ドラックストアなどで販売されている第3類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品)であっても、すぐにシミがぽろっと落ちてすぐなおることはありません。
レーザーで除去するなら別ですが、飲み薬、塗り薬(ハイドロキノン)などでもじっくりと気長に使い続ける必要があります。
医薬部外品しかりです。
だからこそ、怪しい商品ではなく、どうせなら、厚生労働省に”シミに効く””シワに効く”と認められている医薬品・医薬部外品を見極めて選びましょう。
ちなみに、以下のように分類されます。
- 処方薬(治療目的。医師の処方が必要)
- 第3類医薬品 ・第2類医薬品・第3類医薬品
- 医薬部外品(予防の意味が強い)

医薬品の添付文書が検索できるサイト”シミ・シワ”のOTC医薬品が調べられる
PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)で医薬品の検索ができます。今回医薬品鉢らで調査しました。
例えば、検索画面で”シミ”と打ち込むと、シミに効果がると認められている、市販(OTC)医薬品が出てきます。(医師から処方される処方薬はこちらには出てきません。)

シミの医薬品検索結果・・意外な事実が・・
ここで検索すると、300件ほどでてきます。さまざまなメーカーの商品が表示されますが、成分は数種類ですべて同じです。
↓シミに効く医薬品

かなりの数があって、掲載しきれないのですが、このようなリストになります。
シミに効く医薬品リスト
販売名 | 成分 | |
DHC エルシスホワイト240 | 第3類医薬品 | Lシステイン 240㎎ |
DHC シスビタホワイトC | 第3類医薬品 | Lシステイン160㎎ ビタミンC1000㎎ |
JPS当帰芍薬散料エキス錠N | 第2類医薬品 | 当帰芍薬散 |
JPS桂枝茯苓丸料エキス錠N | 第2類医薬品 | 桂枝茯苓丸料 |
JPS漢方顆粒-11号 | 第2類医薬品 | 桂枝茯苓丸料 |
JPS漢方顆粒-27号 | 第2類医薬品 | 四物湯 |
JPS漢方顆粒-35号 | 第2類医薬品 | 当帰芍薬散 |
NEWエバレッシュEC | 第3類医薬品 | ビタミンC2000㎎ |
「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス錠 | 第2類医薬品 | 桂枝茯苓丸料 |
「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒 | 第2類医薬品 | 桂枝茯苓丸料 |
「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料加よく苡仁エキス錠 | 第2類医薬品 | ヨクイニン |
かんぱう咲々当帰芍薬散 | 第2類医薬品 | 当帰芍薬散 |
てんぐ桂枝茯苓丸 | 第2類医薬品 | 桂枝茯苓丸料 |
アスコル2000 | 第3類医薬品 | ビタミンC2000㎎・ビタミンB2 |
アスコルビン酸K | 第3類医薬品 | ビタミンC2000㎎ |
アスコルビン酸錠500「イワキ」 | 第3類医薬品 | ビタミンC2000㎎ |
アスビタンVC錠2000 | 第3類医薬品 | ビタミンC2000㎎ |
アポスティーEC+B | 第3類医薬品 | ビタミンC500㎎・ビタミンB |
アリアンナC | 第3類医薬品 | ビタミンC1000㎎・ビタミンB2 |
インナーホワイト | 第3類医薬品 | ビタミンC500㎎・ビタミンB2・B6・パテトン酸 |
ウチダの四物湯エキス散 | 第2類医薬品 | 四物湯 |
ウチダの四薬温血湯(分包) | 第2類医薬品 | 四物湯 |
”しわ”と入力すると、”しわがれ声”に効果のある漢方薬が出てきますので注意・・・。
そのため、”小じわ”と入力すると、1商品だけでてきました。
ロスミンローヤルは、シミ+小じわに効果がある、ロスミンローヤルです。

調査して分かった、シミ・シワに効く市販(OTC)医薬品
全ての市販医薬品を調べて、シミ・シワに効く成分のみをリストアップしました。この成分を把握して、ドラックストア・ネット、もし処方してもらえるのであれば、内科、皮膚科に出向くことをおおすすめします。
ドラックストアで購入したい方はドラックストアで、時間のない方はネットで、処方してもらえるかかりつけ医がいるのであれば、処方してもらうのも手です。
医薬品から見る、シミに効く成分
- Lシステイン(ターンオーバーを促す)
- アスコルビン酸(ビタミンC)(細胞の代謝を促す)
- ビタミンE(酸化を防ぐ、血流を良くする)
- ビタミンB2(代謝を良くする。貧血予防)
ターンオーバーを促す、代謝を促す、貧血を予防するアミノ酸(L-システイン)、ビタミンです。有名なのは、ハイチオールですね。
↓三共製薬のエバユースが、ハイチオールとまったく同じ成分で、価格が安いので、ドラックストアでこちらを購入しています。1月分で2000円ぐらいです。

成分は、
- L-システイン 240mg
- ビタミンC(アスコルビン酸1000㎎)
- ビタミンE(αトコフェノール)
- ビタミンB2、B6
ひととおりシミに効くと言われている成分が含まれているので、オススメです!!

【漢方薬】
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 桂枝茯苓丸(けいじぶくりょうがん)
- 四物湯(しもつとう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいじぶくりょうがん) は冷え、生理不順などで病院で処方したもらった方も多いのではないでしょうか?シミにも効くとは、驚きですよね!
ツムラの添付文書の効能を見ると、確かにあります。
<当帰芍薬散>
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、 しみ 、耳鳴り
<桂枝茯苓丸>
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症注)、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、 しみ 、湿疹・皮膚炎、にきび
<四物湯>
皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の次の諸症: 産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え症、しもやけ、 しみ 、 血の道症
漢方がシミに効くとは意外ですが、冷えを改善し、血行を良くする、貧血を改善することで、細胞の代謝がよくなり、ターンオーバーが正常化して、シミの改善につながります。
<ヨクイニン>
ヨクイニン=ハトムギですね。
肌荒れ、イボ
シワに効く市販医薬品の成分
シワに効く市販医薬品は、ロスミンローヤルだけです。
ビタミンC、ビタミンB群、漢方は処方してもらうこともできる
当帰芍薬散 桂枝茯苓丸はツムラの漢方を処方してもらえます。私自身はいつもツムラの25番、桂枝茯苓丸(けいじぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を病院で処方してもらっています。
ツムラの四物湯(しもつとう)も、頼めば処方してもらえるはずです。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいじぶくりょうがん)

ヨクイニン
美白効果がると言われているヨクイニンはコタロー漢方のヨクイニンが主流で、処方してもらっています。病院では、イボ、肌荒れの改善で処方されています。

ビタミンC
病院で処方してもらっている、ビタミンC、「シナール」アスコルビン酸200mg、パントテン酸カルシウム3mgが含まれています。

ビタミンB群、ビタミン剤

・ビタミンB2
・ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、パントテン酸カルシウム、ニコチン酸アミド、葉酸
処方してもらえるシミに効く医薬品・塗り薬
その他、医師の処方が必要なシミに効く医薬品をご紹介します。
トラネキサム酸(シミ・肝斑)
トラネキサム酸です。シミ・肝斑に効果があります。
ドラックストアでは、資生堂の”トランシーノ”という商品がまったく同じ成分ですが、1か月分で5000円~6000円します。処方してもらえば、処方箋代を入れて、約半額です。

ハイドロキノン(シミ)
皮膚科でもらえる、ハイドロキノンです。これで500円。冷蔵庫で保存で、1か月ぐらいで使い切ります。ドクターズコスメで、高いハイドロキノン化粧品などがありますが、これでよいですね。
もともとは、写真の現像液に含まれている成分で、写真の現像をする方が手が白いことから、発見された成分です。

レチノイン酸
ビタミンA誘導体です。医師に処方してもらう、レチノイン酸、トレチノインは、レチノール濃度も高く、より効果が高いため、おススメです。
皮膚科で院内化粧品として販売している場合もあり、市販のものよりもかなり価格も安い傾向にあります。例えば、 銀座のつつじクリニックでは、トレチノインが10g1500円で、おすすめです。(銀座・>つつじクリニック)
こちらは、レチノール0.50%です。相模原市のとね皮膚科クリニックのもの(5500円)

サルチル酸
皮膚を柔らかくする効果、殺菌効果があり、水虫やニキビの薬として処方されますが、ピーリング効果もあるため、美白効果も期待できます。
医薬部外品の美白・抗シワ成分
美白有効成分
美白成分には、
1・メラニンの生成を抑制
2・メラニンの排出を促進
3・メラニンを還元(=還元とは、メラニンを別の物質に変えてしまうこと)
の3タイプがあります。
ビタミンC、プラセンタで医薬部外品でないものもありますが、これは厚生労働省に申請を出しているか、出していないかです。
メラニンの生成を抑制 | ビタミンC誘導体・プラセンタ・アルブチン・コウジ酸・エラグ酸・ルシノール・カモミラET・トラネキサム酸・プラセンタエキス・リノール酸 |
メラニンを排出 | ビタミンC誘導体・プラセンタエキス・リノール酸 |
メラニンを還元 (分解) |
ビタミンC誘導体・エラグ酸 |
ビタミンC誘導体
メラニンの生成の抑制・排出・還元3つのすべての効果があるため、一番おすすめの成分です。
おすすめはフラコラ・ビタミンCパウダー。医薬部外品ではありませんが、入っているのは、ビタミンC誘導体とトレハロースのみ!無添加で、化粧品にまぜて使えてスグレモノです。



プラセンタエキス
メラニンの生成の抑制、排出の2つの効果があります。
- メラニンを生成に必要な酵素である「チロシナーゼ」を抑制する
- 新陳代謝を高めてメラニンを排出させる
また、プラセンタエキスは、コラーゲンを生成する線維芽細胞(せんいがさいぼう)を活性化させます。
こちらも”プラセンタエキス入り”の医薬部外品もありますが、プラセンタ原液100%が効果大です。(医薬部外品申請しているか、していないかの違いのみです。)
お試しは3本まで購入可能。

リノール酸
ベニバナやひまわりなどの植物油から抽出される成分です。メラニンの生成にかかわる、「チロシナーゼ」を分解します。また新陳代謝を高めメラニンの排出を促進します。
アルブチン
コケモモなどの植物に含まれている成分です。ハイドロキノンと似た成分でハイドロキノン誘導体とも呼ばれますが、ハイドロキノンより作用はゆるやかで副作用も少ない成分です。
コウジ酸
米麹(こめこうじ)に含まれている成分です。メラニンの生成にかかわる、チロシナーゼの中にある銅イオンを奪い、活性を阻害します。
エラグ酸
エラグ酸は、イチゴ、ブドウ、ベリー系の果実などに含まれているポリフェノールです。メラニンの生成にかかわる、チロシナーゼの働きを阻害します。
ルシール
シベリアのモミの木の成分をベースに改良した成分です。チロシナーゼの働きを阻害します。
カモミラET
カミツレの花から抽出する美白成分です。メラニンを作り出す指令を出す物質である「エンドセドリン」の働きを阻害します。
トラネキサム酸
もともと、歯磨き粉などに抗炎症成分として使われていた成分。メラノサイトを活性化する活性因子の働きをブロックします。
4MSK
資生堂が開発した美白成分。サリチル酸の誘導体で、メラニンを生成する、チロシナーゼの活性を抑えます。また、資生堂が着目したシミが排出されない原因である、「慢性角化エラー」に作用して、シミの排出を促します。
エナジーシグナルAMP
大塚製薬が開発した美白成分。AMP(アデノシン一リン酸)は、エネルギー代謝を高めてターンオーバーを促すことでメラニンの排出を促進します。
ニコチン酸アミド
ビタミンB3の一種です。メラニンの生成を抑制します。
抗シワ有効成分
ビタミンA誘導体(レチノイン酸・レチノール)
真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
もっとも効果が高いのは、皮膚科で処方される、レチノイン酸、トレチノインです。レチノインの濃度も高いので、できれば皮膚科で医師に処方してもらうことをおすすめします。
資生堂エリクシールのレチノールクリーム(ドラックストアで購入が可能)
最近では、資生堂が開発した純レチノールは抗シワ作用のある医薬部外品として認められています。
ユビキノン(コエンザイムQ10)
紫外線によるシワ・乾燥による小じわを防ぎます。皮膚組織を活性化する効果があります。
プチプラだけど医薬部外品&シワの効能評価済。プラセンタの美白力がおすすめ!

amazonでも売れていて、「プラセホワイター 薬用美白アイクリーム」の口コミレビューです。
1000円ですが、医薬部外品で化粧品よりは、効果効能が高いというところもポイントが高い!ちなみに医薬部外品とは、化粧品と医薬品の間、ということです。
化粧品は法律で効果効能をうたうことはできませんが、医薬部外品は
厚生労働省から認められたプラセンタの効果といえば、”美白”です。さらに、シワについても効能評価試験済で、医薬部外品で1000円。
コスパ良すぎですね!
【読者さんからいただいた口コミ】
目元の乾燥小ジワが気になって、他社の保湿力の高いアイクリームでお手入れをしていたのですが、アイクリームのお手入れで肌が明るくなるにつれ目元の色素沈着に気づいて、目元のホワイトニングが出来て、かつ保湿力もあるものを探していました。
アイケアのアイテム自体が高価なものが多い中、私が愛用している「 プラセホワイター 薬用美白アイクリーム 」( ㈱明色化粧品 ) は、1,000円ほどのお値段でホワイトニングも保湿もバッチリです。
こんなにコスパが良い美白アイクリームは他には無いのではないかと思います。
使い初めて1ヶ月くらいで目元の印象が変わり、どんどん色素沈着も薄くなっていっているので、リピートして使っています。プラセンタの美白力、本当に素晴らしいです。目元の印象が変わると若見えするので、ほとんど全ての女性にオススメします。
シミ・シワにどらぐらい効果がある?
シミですが、濃いシミがいっぱつで消えるのを期待はしないほうがいいですね。
シミを本格的に消したいなら、レーザーなど美容医療に頼るのが賢明です。ただ、予防やシミを薄くしていきたい、という方にはおすすめです。
目のクマや、色素沈着にもおすすめできます。
かなりしっとり系なので、乾燥小じわには有効です。価格を気にせず、たっぷり使えるので、寝る前にたっぷり塗って寝ると、目元の小じわ、黒ずみが減って、目元の印象が変わりますよ!

プラセホワイター 薬用美白アイクリームの成分を分析
美白成分=プラセンタ
小じわ対策=ハトムギ
小じわ予防成分=コラーゲン
【有効成分】プラセンタエキス-1、酢酸トコフェロール
【その他の成分】コラーゲン・トリペプチド F、ヨクイニンエキス、桑エキス、DL-PCA・Na液、DL-リンゴ酸、米ヌカ油、米ヌカスフィンゴ糖脂質、大豆リン脂質、濃グリセリン、DPG、パルミチン酸エチルヘキシル、オクチルドデカノール、硬化油、粘度調整剤、ステアリン酸POEグリセリル、POE硬化ヒマシ油、ステアリン酸ポリグリセリル、pH調整剤、EDTA-2Na、BG、オキシプロリン、グリセリン、オレイン酸ポリグリセリル、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、フェノキシエタノール、パラベン、香料
コラーゲン・トリペプチド・・保湿
ヨクイニンエキス・・美白
桑エキス
DL-PCA
Na液
DL-リンゴ酸
米ヌカ油
米ヌカスフィンゴ糖脂質
大豆リン脂質
濃グリセリン
DPG
パルミチン酸エチルヘキシル
オクチルドデカノール
硬化油
粘度調整剤
ステアリン酸POEグリセリル
POE硬化ヒマシ油
ステアリン酸ポリグリセリル
pH調整剤
EDTA-2Na
BG
オキシプロリン
グリセリン
オレイン酸ポリグリセリル
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
メタクリル酸ブチル共重合体液
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル
フェノキシエタノール、パラベン、香料